今回はお客様から以下依頼を受けて処置いたしました。

レンズ修理:ペンタックス Pentax asahi auto-Takumar 55mm F1.8 ゼブラ柄 絞り羽根の動作改善

【お客様の依頼内容】

絞り羽根の汚れ、絞りリングが硬くて回転させにくい、絞り羽根の動作がスムーズでないことがたまにある、(このシリーズのレンズに特有のものか分かりませんが)レンズ全体(躯体)でがたついているように感じる。

 

内 容

型 番 :ペンタックス Pentax asahi auto-Takumar 55mm F1.8 ゼブラ柄

製造番号:162928

症 状 :絞り羽根油浮き、絞り羽根動作不良、ヘリコイド不良

 

レンズ修理結果(処置内容)

古いヘリコイドのグリスが絞り羽根にいきわたり固着していましたのでこれを除去しました。

ただし、内部のバネが劣化しており、こちらは改善できないため、100%のスムーズな開閉には至っておりません。

また、絞りリングに潤滑油を注入したことで多少は良くなっていますが、今回の個体は回転時の硬さが取れない状況です。

ネジゆるみなどによるガタツキがあり、それによってピントが合わない現象もありましたが、こちらメンテナンスし改善しています。

 

処置前(ビフォー)

 

↓↓↓↓↓↓↓↓

 

処置後(アフター)